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先進医療について

 

そもそも先進医療って何?

先進医療とは、新しい医療技術の出現、患者ニーズに対応するために、健康保険の診療で認められている一般の医療の水準を超えた最新の先進技術として、厚生労働大臣から承認された医療行為のことを言います。一言で先進医療といっても、病気や症状によって様々です。

 

診察・検査・投薬・入院料など通常の治療と共通する部分は保険適用が認められています

先進医療は、一般医療と比較するとその技術や治療効果は高いのですが、高度な技術と設備が必要なため、技術料が非常に高く、また健康保険の適用対象外とされ、その治療費用は全額自己負担となります。しかしながら、通常の治療と共通する部分(診察、検査、投薬、入院費など)については、保険適用が認められており、高額療養制度などを使用することで、負担が軽くなります。
先進医療にかかる技術料は、先進医療の種類や病院によって異なりますので、事前に治療される機関に御確認くださいませ。

主な先進医療の種類とかかる技術料一覧

一言で先進医療といっても病気の種類によって先進医療の範囲や実施機関については多数ありますが、ここでは厚生省のデーターを元に一部抜粋したものを並べています。

 

先進医療の技術名 一覧平均技術料医療機関数

 

子宮頸部前がん病変のHPV-DNA診断

12,200円3機関

 

エキシマレーザーによる治療的角膜切除術

163,100円3機関

 

骨髄細胞移植による血管新生療法

230,394円17機関

 

腹腔鏡下肝部分切除術

246,674円10機関

 

インプラント義歯

589,683円44機関

 

自己腫瘍(組織)を用いた活性化自己リンパ球移入療法

623,094円3機関

 

HLA抗原不一致血縁ドナーからのCD34陽性造血幹細胞移植

1,221,400円1機関

 

エキシマレーザー冠動脈形成術

1,855,995円9機関

 

脊椎腫瘍に対する腫瘍脊椎骨全摘術

2,016,400円1機関

 

悪性腫瘍に対する粒子線治療

2,851,409円3機関

固形がんに対する重粒子線治療

3,107,095円2機関

 

※厚生労働省「第16回先進医療専門家会議資料 平成18年度実態調査」
「先進医療を実施している医療機関の一覧(平成20年6月1日現在)」より

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