運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードをお持ちの皆様へ
私たちにできること。
臓器を提供する。移植を受ける。
私たちはどちらの立場になる可能性があるから
一人ひとりが家族と話し、
意思を表示することが大切です。
臓器提供の意思は、NOでもいい。
だから、表示してください。あなたの今を。
移植待機者
14.000人のうち
1年間で移植を受けられる人
わずか 2.0%
臓器提供で
1人が救うことができる
最大の人数
11人
臓器提供の流れ
1.
病院に入院
2.
医師からの選択肢提示
または
家族からの申し出
3.
臓器移植
コーディネーターからの
説明
4.
家族の意思決定
5.
脳死判定
(脳死後の提供のみ)
6.
移植を受ける
患者の選択
7.
臓器の摘出手術
8.
身体のお戻し
● 意思は誰でも表示できるの?
意思を表示することに年齢の上限はなく、薬を服用している方など、どなたでも表示できます。
● 意思はどの様に確認されるの?
病院で最善の救命治療を受けた結果、回復の見込みが無い場合、医師が家族への病状を説明と、臓器を提供する・しないの意思確認をすることがあります。また家族が医師への意思表示欄を提示することでも、本人の意思を伝える事が可能です。
● 本人の意思は必要なの?
意思を表示することは、家族が意思決定をする際の迷いや負担を減らし、助けとなります。
また、提供しないという意思表示の場合、家族の決定にかかわらず提供されることはありません。
● 提供後、身体はどうなるの?
入院している病院で摘出手術(3~5時間)をした後は家族の元へ戻ります。
傷口はきれいに縫い合わせて、外から見ても分からないようにします。
その後は、通夜、葬儀など大切な方々との時間を過ごしていただけます。
●提供は誰でもできるの?
がんや全身性の感染症で亡くなられたは提供できないなど、実際の臓器提供時に医学的検査をして判断します。
これまで0~70歳代の方からの臓器提供が行なわれています。
臓器移植とは、病気や事故によって臓器が機能しなくなった人に、他社の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。
移植を受けた方は、生涯免疫抑制剤を飲み続けなければなりませんが、多くの方がスポーツをするなど活発な日常を送ることができます。
データ出典元:内閣府「平成29年度世論調査」及び(公社)日本臓器移植ネットワーク
ご存じですか?親族優先
親族への優先提供の意思も表示することができます。
提供は以下の3要件をすべて満たす場合のみ可能です。
-
本人(15歳)が臓器を提供する意思表示に併せて、親族への優先提供の意思を書面により表示している。
-
臓器提供の際、親族が移植希望登録をしている
-
医学的な条件(適合条件)をみたしている。
その他の留意事項
●医学的な条件などにより移植の対象となる親族がいない場合は、親族以外の方への移植が行なわれます。
●優先提供する親族の方を指定(名前を記載)した場合は、その方を含めた親族全体への優先提供意思として取り扱います。
●「○○さんだけにしか提供したくない」という提供先を限定する意思表示があった場合には、親族の方を含め、臓器提供が行なわれません。
●親族提供を目的とした自殺を防ぐため、自殺した方からの親族への優先提供は行なわれません。
いつでも変更YES<->NO
意思はいつでも、何度でも変更できます。
変更する場合は、二重線で消して書き直してください。
また意思は日本臓器移植ネットワークのホームページから表示(登録)でき、内容を変更すると、そのたびに新しいカードが手元に届きます。
脳死ってなに?
脳死とは、脳のすべての働きががなくなった状態です。
どんな治療をしても回復することはなく、人工呼吸器などの助けがなければ心臓は停止します。回復する可能性がある植物状態とは全くの別物です
臓器提供意思表示欄の記入方法としては運転免許証などの裏面にある備考欄下の箇所等をご確認ください。